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1 ：キハ５５＠ﾊﾞﾙﾃﾞｽﾁﾙﾄﾞﾚﾝ12号(080110)φ ★：2007/11/27(火) 05:07:25 ID:???
洞爺湖町は２６日、北海道洞爺湖サミットの主会場に近い国道２３０号沿いにあるホテルの廃屋を、
「景観や環境上問題がある」などとして、地権者から買い取り解体することを決めた。
民間の後始末に、税金を投入することに疑問視する声もあったが、町では、国などの支援を受けることで
買い取ることを決断した。
来年７月のサミット開催に向け、跡地の緑地公園化を目指す。

町は２６日の臨時議会に予算措置を提案、同日可決された。
解体されるのは、１９７３年にオープンし、７８年に営業停止した旧洞爺マザー牧場ホテル。
メディアセンターが建設される留寿都村と、首脳会議会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺」を結ぶ
国道沿いにあり、景観や警備の面で問題が指摘されていた。

ホテルを所有する法人はすでに解散し、現在は町住民が土地を所有している。
建物は鉄筋コンクリート５階建てで、土地は約９７００平方メートル。アスベスト（石綿）を含む
吹き付け材もむき出しになっており、環境への影響も心配されていた。
町は、地権者から土地を取得したあと、アスベストを除去、建物を撤去する。

撤去後は、「洞爺望羊（ぼうよう）広場（仮称）」として緑地公園化する。
費用は約１億２０００万円で、このうち３９００万円を国土交通省の町づくり交付金、残る８１００万円を
町の洞爺地域ふれあい振興基金から支出する。建物の撤去は来年３月末までに終える予定。

吉田茂副町長は「廃虚となっているホテルは旧洞爺村時代からの懸案で、サミットを機会にやらねばと決断した」
と説明した。


（2007年11月27日 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news001.htm